人生をラッキーに変える占いには、いろんなタイプと歴史があります。自分に合った占いを見つけましょう。

富士山に舞う鳥

冠雪を戴いた富士山はとても美しく、多くの人を魅了してやまないようですが、
そんな富士山も、毎年四月の終わりころから雪解けが始まります。
そして、その時期を心待ちにしている人たちがいることをご存知でしょうか。
麓では桜も終わり、新緑が鮮やかになるこの時期、富士山の山頂は遅い春を迎えます。
そうして雪解けが進むと、富士山の裾野では
農家の人たちが山を見上げる光景を目にするようになります。
それは、雪解けの進むその姿を眺めているのではなく、残雪の形を確認しているのです。

富士山では、「農鳥」と呼ばれる現象が見られます。
これは、残雪が鳥の形に見えることからそう呼ばれているのですが、
農家では、古くからこの鳥の形や現れる時期で、
その年の種まきや田植えを始める時期を決めてきただけでなく、
その年の天候状況や作物の吉凶を占ってきました。
きれいに羽ばたく姿が見られる時もあれば、ひよこのように愛らしい形の時もあり、
それらがどういう意味を持つのか、
その占いの方法は代々地域の農家に伝わっているようです。

富士山の「農鳥」が新聞などにも取り上げられるため、もっとも有名のようですが、
国内各地の、冬に冠雪を戴く山々のふもとでは、
山に残るさまざまな雪の形を元に、その年の作物の吉凶を占って来たようです。
場所によっては、うさぎなど、他の動物の姿が浮かび上がる山もあるようです。
そうした占いを参考に、農家の人々は冷害対策や干ばつ対策を行って来たのです。